今日からは第1回から第9回までの各セッションについて詳しくお話しさせていただいます。
催眠効果を高めるためには、催眠療法を理解することがとても大切です。そのため、お申込みいただいたらまず、催眠療法について説明している事前ビデオをお送りしています。そのビデオを、試験を受けるつもりで、しっかりと学んでいただくと、催眠効果が強力に働きます。
さらに1回目のセッション時に、催眠の有効性を実際に体感していただきます。意識が感情と身体をコントールしていることを体感して、身体がプログラミングされた反応を起こすことを確認します。意識を整えることが、身体を整えることにつながることを実感することで効果的になるのです。身体だけではなく意識がとても重要なことをここでしっかりと確認します。そして、催眠はその意識に変化を起こす最も即効性のある簡単で効果的な方法だということを理解して、変化は起こせるということを再確認したうえで1回目のセッションに入るのです。
またその体験から、副交感神経を優位にすることで生殖機能を高めることも説明します。どうしてリラックスが必要なのかを納得したうえで取り組むことでより効果的になるのです。
3キー妊活ヒプノ®セッションは、全9回。前半の4回は基礎となる深い癒しと3キー能力の向上で、受け身のもの。後半の5回目以降は意識的な気付きとなる積極的なもので、永久的な変容を起こしていきます。
※3キーとは ①瞑想 ②傾聴 ③信頼
さてさて本題の第1回のセッションは・・・まずは「催眠」に慣れ親しんで、リラクゼーション効果を感じてもらう事が重要なポイントです。とは言え3キー妊活ヒプノ®セラピーは妊娠を叶えることを目的としているので、まずはそれにつながる重要な要素で構成されています。その要素とは、数十年かけて蓄積されてきた、不要なマイナスな影響により、バランスが崩れてしまった「五感」「意識」「感情」「身体」の調和を促す癒しです。安心の感覚を身体と心に思い出させて、バランスのスイッチを入れていきます。
体験する手法は暗示療法と呼ばれるもので、顕在意識も論理的に理解できる内容から始めます。五つの感覚、三つの意識、豊かな感情、全ての身体の部位に働きかける内容です。それぞれの側面でのバランスを整え、感覚と意識と感情と身体のすべての要素のバランスも整えていきます。
また、7種類のアンカー手法にも慣れ親しんでいきます。アンカーとは意識が条件反射的に催眠状態になれるように使う動作やイメージです。アンカーを使いこなせるようになることで5回目以降のより複雑で深い催眠体験を効率的かつ効果的にオンライングループで体験できるようになります。もちろん、自己催眠時でも効果的です。
コントロール欲求に対する手放しも入っています。「いついつまでに赤ちゃんが欲しい」や「こんな赤ちゃんが欲しい」など自分の思い通りにコントロールしようとする欲求を手放します。この欲求が慢性的なストレスの原因となることはよくあり、副交感神経の働きを妨げるからです。あるがままに委ねることの楽な感覚を手に入れていきます。後半の単純な未来進行を使った手法では、希望と安心感を育てます。
第1回の内容の全ての要素は、残りの全ての回でそのエッセンスが反復されます。催眠効果の重要な要素に、反復と累積があります。音源を聞くだけでも、アンカーを使うだけでも、自己暗示を繰り返すだけでも、実践すればするほど、催眠効果は高まり、妊娠の確率が高まります。第1回の音源は一週間の課題ともなります。
課題と言っても、音源を1日1回以上聞いていただくというもの。危険な作業中でなければいつ聞いていただいてもOK! 難しいことはありません。
始めにもお伝えしましたが、目的は深いリラックス。4回目まではセッション後に音源をお渡しするので、意識がとんでも大丈夫です。そのくらい深い癒しを体験される方もいます。また、自己暗示のやり方や自分の意識を守る方法も学び始めます。これは妊活だけにとどまらず、これからの人生をより良いものとするためにもとても大切なツールとなっていきます。
音源を使った毎日の自己催眠の反復と累積によって、それまでの古い思考パターンの回路から、新しい回路を作っていきます。そのため、初めのうちは、同じ暗示を2週間から1ヵ月続けていただきます。そうすることで回路を太くしっかりさせるのです。
1回目はとにかくリラックスです。始めての催眠を楽しんでみてください☆
次回は、この第1回のセッションを受けた方の感想をご紹介いたします。
著者:中村