グリーフ=悲嘆は、言うまでもありませんが感情の1つで、喜怒哀楽はどれも平等な感情です。
人間の感覚や感情というのは、神様が私たちに与えてくれた、大切な機能です。
体が傷つけば痛いと感じるように、心は傷つけば悲しいと感じ、重い荷物をおろせば、体は解放感を感じるように、心も緊張から解放されると喜びを感じます。
これらはごく当たり前の健康的な体の感覚であり心の感情です。
そして、体の感覚が、これは感じていい感覚、あれは感じてはいけない感覚という区別はなく、どの感覚も平等なように、心で感じる感情も、喜怒哀楽どれも平等な感情なのです。
ネガテイブな感情は出さないほうがいいというのは、間違った教えです。
ところが、私たちは、子どもから大人へと成長する過程で、親や教師、社会から、「喜んだり楽しんだりというポジテイブな感情は明るくて良い感情だから、自分で感じたり人前で表現しても構わないけれども、悲しんだり怒ったりというネガテイブな感情は暗く良くない感情なので、感じてはいけないし、あまり人には見せないほうがいい」という間違った教えを受け取ってしまうことがあります。
そしてこの教えのために、感情を抑えたり隠したり感じていないフリをする癖がついてしまい、ついには自分の感情がわからなくなる「共依存」という状態に陥ることさえあるのです。
こういった方々には、私たちは共依存のリカバリーを通じて、感情を取り戻すお手伝いをしていきます。
また、感じている悲しみの感情をどう乗り越えていくかについては、私たちはグリーフリカバリーを通じてガイドしていきます。
悲嘆(グリーフ)を本当の意味で乗り越え新しい人生をスタートさせたい方、ご参加をお待ちしています。
グリーフリカバリーの詳細はこちらをご覧ください。
──グリーフリカバリー・スペシャリスト、内科医 吉岡文