受講生からの感想を許可をいただいてここにご紹介します。
【E様(50代・女性・会社員)の体験談⑥】
今回はもう早くも第6回のブログです。
このワークショップも残り3回となりました。
これまで、このブログを読んでいただき本当にありがとうございます。
なかなか難しくて、読んでても何を言っているかさっぱり分からない?と思われている方でも、大丈夫です。スペシャリストさんが優しくガイドしてくださいます。
(初めて読んでいただいている方は、第1回目から読んでいただけるとありがたいです。)
もしワークショップにご興味がおありの方、1回、1回作業を重ねていくと分かっていきますから、安心してくださいね。
今回の第6回目の学びは、リカバリー要素へ変換の、「許し」、「大切な思い」です。
これだけでは、何のこと?どんなことするの?って思いますよね。
前回まで行った作業をもっと細かく掘り下げていきます。これから説明していきますね。
今までの一連の流れはもうみなさま分かっていらっしゃると思うので、サクッと書かせていただきます。
まずは、前回の課題で作成した自分の「リカバリー要素」の「お詫び」の共有をブレイクアウトルームに入りいたします。
「リカバリー要素へ変換」の「許し」、「大切な思い」・・・休憩後、これらについてスペシャリストさんから説明がありますが、ここはとても重要な学びになります。全体で説明を聞いた後、自分の「関係図」から「許し」、「大切な思い」、の気持ちを拾い上げ、それらを「リカバリー要素のリスト」の「許し」と「大切な思い」の欄に、文章で書いていくのです。
「許し」・・・どのように書くか、私の例を挙げますね。
私がかなり精神的、身体的に疲れているときに、その関係図の相手はお構いなしに、自分の悩んでいる人間関係の相談をしてきたのです。
そのことを許そうと思い、次のように書きました。「私がひどく精神的、身体的に疲れていた時に、◯◯(相手)の人間関係の相談をされたことがあったね。あれは本当に嫌だったけれども、それを許します。許すことで、私は自由になります。」
許しはまず行動なのです。気持ちは後からついて来るのだそうです。心のほうが、イヤイヤそうはいっても、許すなんてできないよ!相手は相当悪いよ!だって私がこんなに辛い思いしているのに、、、と思ったとしても、こうしてまず書くという行動を起こし、文章に書いてしまうと、気持ちはそのうちついて来るのだそうです。
私は、書いた直後は、ふ〜ん、そんなもんなのかな〜っと、半分ぐらいしか納得できませんでしたが、まずは書くことが大事なのだ、と自分に言い聞かせて、先へ進みました。
「同情」・・・同情は注意が必要です。相手に対し同情の気持ちがあるときは、「リカバリー要素のリスト」の「同情」の欄には書き出しますが、この後、レターにまとめていくときは、本当の最後にごく短くあなたに同情しますとだけ書くようにします。レターの中で、相手は相手で大変だったよね、と相手に同情して長々と書いてしまうと、せっかく苦労して行った「許し」が台無しになってしまうのです。
私は、自分が頑張って許した気持ちが薄れてしまうかもしれないと思い、「同情」は書きませんでした。
「大切な思い」・・・ここは、「お詫び」「許し」以外の気持ち全てを、〜と思っているよ、ありがとう!もしくは悲しかったよ!今その思いを伝えます。と書いていきます。
「質問」・・・「お父さん、あの時何か呟いていたけど、あれはなんて言ってたの?」のような純粋な質問は、あればリストには書きますが、この後のレターには書きません。レターでの質問は答えられることがないので、完結できなくなってしまうからです。
注意点・・・このリストは、絶対に相手に見せてはいけないので、隠しておく必要があります。
ここまで行ってくると、だんだんとグリーフが体からリストの用紙へ引っ越しして行ってくれます。特に今回の作業は自分の行動から気持ちに気づき客観的に見られるようになり、すごく良かったな〜と思いました。
こうして、また今日もあっという間の2時間のワークショップが終わりました。
では、また次回楽しみにしていてくださいね。