共依存 は、自分というものをなくしており、空っぽで、自分が中心にいない状態です。
自分の感覚や感情について、どのような種類のものが、どれくらいの強さで生じているか、よくわかりません。
自尊心が低く自信がなく、自己愛がなく自分を大切にできません。
そして、自由で安心できる居場所がありません。
自分のことがよくわからないので、自分に正直にはなれず、あるがままを受け入れられません。
自分をなくしているわけですから、自分を見つめ変えることはできません。
主体性はなく、自分で感じ考え選び行動することはできません。
優先順位や「良い加減」というものも決めらません。
自分が何かを「した」という意識は持てず、つねに他に何かを「された」と捉えます。
つまり、常に受け身で、能動的に主体的に生きることはできません。
自分の行動に責任は持てず、つねに他のせいにします。
他に頼るので、疑いしか持てません。
さらに他を期待通りに操作しようとします。
結果を手放すことはできません。
目に見えないものを信じることはできません。
つねに他から幸せを与えてもらえない、壊された、と捉えます。
自分の幸せに自分で責任を持つことはできませんし、つねに他のせいで不幸だ、と捉えます。
自分の人生に責任を持ちませんから、つねに他のせいで人生がうまくいかない、と捉えます。
私の経験上、自分で責任を持たず他のせいにしている間は、絶対に自分のイライラは止まりません。
しかし、自分が選んだんだ、自分のせいだったんだと気づいた途端、イライラは見事に止まります。
このような気づきを得るためのサポートを私たちは行っています。
グリーフリカバリー・スペシャリスト 吉岡 文
PHOTO/bBear(写真AC)