突然ですが、質問です。
あなたは、見えない物を信じるということができますか?
かつて、 ヒプノセラピーによって 共依存症の方たちのリカバリーのお手伝いを進める中で、ある壁にぶつかりました(ヒプノセラピーも共依存も、詳しくお知りになりたい方は、このブログ内に記事がありますので、ぜひご覧ください)。
それは、共依存症の方々と接するなかで、目に見えない物を信じる力が機能していないことに気付き、その力をとり戻してもらう必要を痛切に感じたこと。
しかも当時の私は、そのための方法を持っていなかったです。
『星の王子さま』という本のなかに「大切なものは目には見えないんだよ」という王子さまの言葉がありますが、愛情とか信頼とか、自信、神様という存在、これらは目には見えませんね。
でも、思い出してみてください。
子どものころは、本能的にこれら目に見えない物を信じていたのではないでしょうか。
ところが、大人になるにしたがって、多くの人はその力を失います。
共依存症の人は、まさにその能力を失った人たちです。
そこで私は目に見えない物を信じる力を取り戻させるための手段を模索しました。
その方法は、当然新たな依存を生まない安全なものでなければならず、また過剰な経済的負担を負わせるものではいけません。
そして答えが、インカ シャーマニズム(インカ・ メディスンウィール の 「チャカナ」)にあったのです。
そこには私がそれまでリカバリーを行う際に大切にしてきた価値観や生きるため知恵、クライアントさんたちに伝えてきたメッセージがそのまま含まれていました。
そして更なる叡智がつまっていました。
しかも、私が探していた、目に見えない物を信じる力を取り戻すためのヒントももちろん、チャカナの叡智に見つけることができました。
伝統的、慣習的な儀式のほかにも、癒しの儀式もあって、こういったものが目に見えない物を信じる力を取り戻させてくれると確信したのです。
実際に、これまで個人的に、私が学んだチャカナの教えをご指導させていただいた方のなかに、このような報告をしてくださった方がいらっしゃいました。
「チャカナの火の儀式をしたとき、ろうそくを使ったのですが、風も何もない場所なのに、ろうそくの炎が細く長く天に向かってスーッと伸びたんです。
それが、とてもエレガントで美しくて、❝人の価値観に惑わされずに、自分の美学に従って生きたらいい❞というメッセージのように感じました。
見えない存在が、自分を見守ってくれるようで、自分は孤独ではないと思ったんです」。
この方は「たんなる思い込みかもしれないのですが」と照れていましたが、この方にとって紛れもない事実で現実、「まさか」と思ったとしても他の誰にも事実ではないと証明できるものではありません。
そして、この方は孤独から解放されたのです。
これが目に見えない物を信じる力であり、このように大きな力の源となってくれるのです。
──認定臨床ヒプノセラピスト(CCHt) タイタノ 若葉
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