自立しながら人を受け入れる
第4日目は、座学はほんのわずかです。
この日の学びの多くは、“儀式”によって得ます。
私たちは、インカ・シャーマンの教えを学び、彼らの生き方である
「争わず、真に自立し、他者からの学びを受け入れ、世の平和に貢献する」姿に習おうとしています。
けれども、現代社会の中で多様な人、そしてしがらみを断ち切りがたい親族と接する私たちは、つねに心から他人からの学びを尊いものとし、世の平和を願っていられるかといったら、正直難しいと言わざるを得ません。
ですから、シャーマンは自分で自分をしっかり癒すことができなければなりません。
実際に、インカ・シャーマンも自分を癒す力を身につけ、そこから人や社会を癒す力を得ているのです。
祭壇を持ち歩くインカ・シャーマン
インカ・シャーマンが使う癒しの最強にして唯一のツールが「メサ」です。
メサはスペイン語で、「テーブル」や「台」などを指すのですが、シャーマンの道具としての「メサ」は、上にあげた写真にも映っている布で包まれ紐でくくられた「包み」を指しています。
これはシャーマン一人ひとりが所有する個人的で特別な「祭壇」で、完全なメサを手に入れてはじめてシャーマンと名乗ることが許され、同時にシャーマンは「メサ・キャリア(メサを持つもの)」と呼ばれるのです。
メサの中身は、13個の石です。
それは、東西南北の4方角のための3つずつの石があり、さらに「系統の石」といって、シャーマンになるための儀式を行ってくれた親代わりとでもいいましょうか、先輩、師匠のような存在のシャーマンから与えられる石が加わって13個になります。
これらの13個の石は、特別な儀式を通じ「クヤ=薬石」となったものです。
「クヤ」は4方角それぞれ特異な儀式を通じて創造されます。
今回のレベル1の南の学びのまとめとして、メサに入る最初の3つの石を「クヤ」にする義式を行います。
他にもいくつかの儀式を中心にしたプログラムを行います。
【第4日目のプログラム】
1. 南の「クヤ(薬石)」を創造する儀式
2. イルミネーション〜重いエネルギーフチャをミクイ=癒して、軽く役立つエネルギーサミへと変容させる
3. 第1回目の火の儀式
4. 南のアーキタイプであるサチャママ(ヘビ)の種を第一チャクラに宿す伝統儀式アイニ・カーペイ
5. 過去との健全な関係を築き、現実と向き合う強さ「ヒーローの生き方」を誓う
6. 真逆の角度から過去の出来事を想像して相反する物語を描く「あなたの二つの物語」
以上の内容を学んでいただきます。
今回の書き手:チンアナゴ
チンアナゴの自己紹介*珊瑚礁の砂底に生息しているので、海水の流れにゆらゆら揺れています。チャカナの叡智を学んで、自分軸をしっかりと作り、海(世の中)が荒れても動じないようになりたい! それが目標です。
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